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土野 研治 TSUCHINO KENJI

職名

客員教授

担当学科・コース

音楽学科

担当授業名

音楽療法

プロフィール

東京生まれ。国立音楽大学声楽科卒業。日本大学芸術学部教授、一般社団法人日本音楽療法学会副理事長を歴任。平成音楽大学客員教授、日本音楽療法学会認定音楽療法士 日本演奏連盟会員。NHK洋楽オ-ディション、日本演奏連盟新人オ-ディションに合格し演奏活動を行う。大学卒業後23年間埼玉県内の特別支援学校に勤務し音楽療法を実践する。その間に第2回音楽教育振興賞、下總晥一音楽賞、埼玉県教育委員会教育長表彰を受賞。2009年に日瑞音楽交流プロジェクトを設立し(スカンジナビア・ニッポン ササカワ財団の助成)、2009年(日本)、2011年(スウェーデン)、2013年(日本)に演奏および音楽療法の交流を行った。著書に「心ひらくピアノ」(春秋社)「障害児の音楽療法~声・身体・コミュニケーション~」(春秋社)、「音楽療法の実際」(牧野出版)他がある。

メッセージ

日本音楽療法学会は音楽療法を「音楽療法とは、音楽の持つ、生理的、心理的、社会的働きを、心身の障害の回復、機能の維持改善、生活の質の向上、行動の変容などに向けて、意図的、計画的に行われる治療技法である。」と定義しています。音楽療法は音楽の様々な機能を活用し、〈人と人とを繋げる〉という大きな役割を担っています。現在社会的な課題となっているうつ病や認知症、障がいを抱える子どもたちなど、特別な支援が必要な人たちにも音楽療法は活用されています。音楽療法では、音や音楽をどのように提供するかが何よりも大切です。そのためには音楽の構造、基本的な演奏技術はもちろんのこと、医学、心理学、福祉などの知識も必要になります。音楽療法を通して、他者を受け止め自己を洞察することが音楽療法士の成熟に繋がります。平成音楽大学では、音楽療法の基礎から実習まで、地域との連携を図りながら充実した時間が過ごせることでしょう。