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馬込 勇 MAGOME ISAMU

職名

教授

担当学科・コース

管弦打楽コース

担当授業名

ファゴット合奏(吹奏楽)重奏(オーケストラ)アンサンブル合奏研究

プロフィール

国立音楽大学付属高等学校にてファゴットを三田平八郎氏、近藤寿行氏に師事。卒業後、渡欧。日本人初のウィーン・フィル奨学生としてカール・エールベルガー氏に師事。ウイーン国立音楽演劇芸術大学音楽学部管弦打学科を首席卒業(音楽学士)。ムジーク・フェラインザール定期演奏会にてソリスト・デビューし、ウィーン交響楽団他30を超える著名オーケストラとファゴット協奏曲を共演する。22歳でリンツ州立ブルックナー管弦楽団首席奏者に就任し、18年間努める。1978年ウィーン・ヴァナス音楽コンクール第1位入賞。第36回ヴィオッティ国際音楽コンクール特別賞。1981年オーストリア政府文化大臣奨励賞。1990年ウィーン・モーツァルト協会賞のほか、1997年オーストリアより功労勲章・銀を受章。1999年、池辺晋一郎、外山雄三、西村 朗、吉松 隆の委嘱・作品による楽壇生活20周年「馬込勇・ファゴット4大協奏曲の夕べ」を東京交響楽団と開催。帰国。2001年より宮崎県川南町モーツァルト祭音楽監督を務めている。

メッセージ

私は18歳でウィーンに渡り、22歳でヨーロッパのメジャーオーケストラであるブルックナー管弦楽団の奏者になることができましたし、目的に応じて計画を立てて指導してくれた先生が、私の夢物語を現実のものにしてくれたのです。現在私は、そのウィーンで受けたカリキュラムを実践していますが、学生たちの成長の早さに驚いています。それは都市にあるマンモス音大ではあり得ない贅沢な環境が大きく影響しています。音楽に集中できるこの場所で、自分の音を大切にしながら真摯に音楽と向き合い、ゆっくりと時間をかかけて感性と技術を磨いていくことが大切です。